住宅のメンテナンスについて
一戸建てでもマンションでも家(建物)は必ず経年劣化していきます。
劣化度合いは建物の周囲の環境にも大いに関係します。
密集地で隣家との隙間がなければ外壁の汚れなど少ない代わりに人が入れないのでメンテナンスができません。
郊外へ行けば周囲との間隔が広いけれども、日差しや風雨に晒され汚れや痛みが早く起こりやすいです。
北に面した外壁は日当たりが悪く雨の後の渇きが遅くカビやコケが発生しやすい。
逆に日当たりが良く人気のある東南の角地でも道路に面しているので汚れが付きやすい。など、、、
どのような環境でも一長一短はありますので、日頃のチェックは必要になってきます。
木造の住宅は法定耐用年数は22年とされています。
しかし、ほとんどの方は35年の住宅のローンを組んでいます。
折角建てた家の35-22=13年分を無駄な費用にならないよう、常日頃からきっちりとメンテナンスをしていかなければなりません。
マンションの修繕費のように毎月積み立てる場合は良いのですが、
一戸建ての場合、なかなか積み立ては難しい状況だと思います。
しかし、傷んできても放っておいたら余計にメンテナンス費が高くなってしまうこともあります。
定期的にチェックして傷みがひどくなる前のメンテナンスが必要になってきます。
予期せぬ急なメンテナンスに対応できるようにも修繕費用の積み立てが必要です。
そうして、竣工した時と同じ気持ちで10年、15年、20年といつまでも大切にしてもらいたいと思います。
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