あるサイトからの引用ですがシェアしたいと思います。
気配りと心配りはモノが違います。
気配りは気遣い、心配りは心遣いと置き換えても構いません。
気配りは一般的、全体的なことに対して行われます。
心配りは個別に、オリジナルに行われます。
気配りは自分が気がついたこと中心に、良かれとされていることに対して働きます。
たとえば、待ち合わせ場所に1人遅れているとして、みんなはおしゃべりに
夢中だけど自分だけ気がつき、率先して連絡を入れるというのが気配りです。
心配りは相手が心するところを基準に、その人にとって良かれとすることに働きます。
待ち合わせ場所に1人遅れているのなら、その人がやってきたときに
その人が原因で問題が起こらないようにしたり、スケジュールが
狂わないよううまく調整するのが心配りです。
どちらが正しいということはありません。
純粋な違いです。
気配りと心配りは対立することもあります。
よく聞く話で、田舎に帰省し親戚の家に行くと
たらふくの料理を用意されていて
「さぁ、お腹いっぱい食べなさい」
と言われたことがある人もいると思います。
これは気配りです。
けれども、実は昼御飯を今さっき食べたばかりで本当に
お腹がいっぱいだとすると、
「今はお腹いっぱいで・・・」
となりますが、
それでも「いいから遠慮せず。さあさあ」という場面を
経験したり見たことがある人は多いのではないでしょうか?
これは心配りができない上に、気配りを押しつけている状態です。
(親切の押し売りとも言います)
同じ歓迎して招くにしても、心配り中心なら
あらかじめ電話をして相手の状態を確認するなどして、
「お茶菓子を用意する」
「手土産を用意する」
などの歓迎に変わっていたはずです。